蝶々やトンボなどの昆虫や、尨毛、山茶花、松虫草などの植物をモチーフに油彩画の抽象作品を展開して来た坂本龍彦の、リブアートでは10年目の個展です。本展は、20点余りの新作の他、過去の代表作の大作3点をミウラートヴィレッチや個人コレクターより借り受け、自らの画業の軌跡を地図を俯瞰するごとく展示します。
「これまで世間を尻目に只ひたすら己の<油絵芸術>を追及するだけの独りよがりな画家人生でした。しかしこの半世紀ここへ来て、グローバルに顕在化して来た深刻な世情不安を前に、このまま無関心を装い続けるは本末転倒。<どうだ見てくれ聞いてくれ、道はこうして開かれる。かくも私たちの未来は新世紀の陽光に包まれているじゃないか!>と、私の画業は語り始めます。・・・来たる個展をば メルカトル開眼供養 と名付けました。」
1953愛媛県生
1979多摩美術大学修士課程修了 油画 現代美術
2018 ミウラート・ヴィレッジ「Up And Coming展T」出品
個展多数
ホームページ https://sakamototatsuhiko-artgallery.com/