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2024年9月19日(木)〜10月1日(火) 
両 室

木下晋展 ー視線ー

日本最後の瞽女・小林ハル、元ハンセン病者の詩人・桜井哲夫等、壮絶な人生を生き抜いた人々をモデルに描いた精緻な鉛筆画で知られる木下晋。彼が今、難病を患う妻・君子さんの姿を描いている。木下にとって、“描く”とは対象を深く知るための手段である。孤独を生き抜く魂の深淵を見つめて来た画家が、身体の機能を失っていく妻を介護し、描くことで、今度は生の根源に迫ろうとしている。老いとは、介護とは、夫婦とは、生きるとは。本展では鉛筆画の他に、1980年から手帳に極小の手書き文字で書き貯めた日記ヒエログリフダイアリーも展示する。

※町立久万美術館の企画展『久万美の原点−洲之内徹』(9/14〜12/8)にて、初期の油彩画の傑作『小杉ハツ像』(1980)が出品されます。こちらも合わせてご覧下さい。

【えんぴつ自画像ワークショップ】
木下晋さんの指導のもと、自画像をテーマに鉛筆画を制作します。技術や経験は全く問いません。お気軽にご参加下さい。

【日にち】2024年9月28日? 

【時 間】
@昼の部  13:00〜15:30

A夕方の部  16:30〜19:00

【もってくるもの】鉛筆2本(H、2B)・消しゴム1個・手鏡

【受講料】3000円

※夕方の部、終了後にギャラリートークがあります。ギャラリートークのみご参加の方は無料です。

 

2024年10月11日(金)〜10月20日(日) ※16(水)定休 
両 室

『 風 を 編 む 』上松真弥(彫刻)・森本猛(絵画)・米田満千子(言葉)

天気を司る妖精をテーマに、気象系ファンタジー「お天気係」シリーズを展開する、彫刻家の上松真弥。

深く鎮まる色彩と、繊細に創り上げられた物質感のある魅力的なマチエールが、平面の中に臨場感のある詩情と空間性を生み出す、抽象絵画の森本猛。

二人の作品のなかに共通してあるのは、目には見えない「風」の存在です。タイトルの「風を編む」の編むは“編成”の「編」。二人の美術家の吹かせる様々な香りの風を、米田満千子がテキストで受け止めて、編成します。米田の詩『トンボの気持ち』をテーマにした上松・森本両氏の作品も出品予定。

 

 

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