2022年に開催した「芸術の四国遍路」展の仕掛け人・パルコキノシタ。氏プロデュースによる現代アートの展覧会です。絵画のほかに陶芸も。
全国各地にそれぞれ「風土」があるように、現代アートもまた、場所や人によって異なる個性を持っています。都市文化やグローバルなマーケットで流通する現代アートもあれば、地域に根をはって花を咲かせる現代アートや、浮き草のように流浪し続ける現代アートもあります。それぞれに異なる出自、場所で活躍する現代アーティストたちの作品を紹介します。メインとなる作品は、植物の形態や植物模様に着想を得た巨大な合作ペインティングです。会場を、芸術の「庭園」、あるいは「温室」に見立て、様々に異なる芸術の「種」を持ち込んでみようと思います。たくさんの新しい芸術の「種」が蒔かれ、この地の芸術の植生を豊かにしてゆくことを願っています。
■出品作家
相沢僚一 AIZAWA RYOICHI(東京)
ク渦群 KUKAMURA(福島)
杉作J太郎 SUGISAKU JEITARO(愛媛)
パルコキノシタ。 PARCO KINOSHITA (徳島)
宏美 HIROMI (岡山)
藤城嘘 FUJISHIRO USO (東京)
堀江たくみ HORIE TAKUMI (大阪)